医療費控除とは
家族で合計して、1年間に10万円を超える医療費がかかった場合、確定申告を行うことで、一定金額の所得控除を受けることにより、税金が減税(還付)される制度です。
確定申告を行うことで、住民税も軽減されます。
家族の範囲はどこまで?
生計を共にしている家族に限られます。
扶養家族ではない、共働きのご夫婦も医療費を合計して申告できます。
学生である子供に仕送りしている場合なども医療費を合計できる場合が多いです。
医療費控除の対象
病気の治療のためにお医者さんでかかった費が対象となります。
通院・入院のために親が付き添った場合の交通費も対象となります。
ただし、美容目的などでかかった費用は対象となりません。
歯科治療における医療費控除の対象になるもの
保険診療(基本対象となります)
- むし歯や歯周病の治療費
- 親知らずなどの抜歯
- 入れ歯の費用
保険外診療(多くのものが対象となります)
- 歯のかぶせ物の費用(セラミックなど)
- 入れ歯、インプラントなどの作製、治療費用
- こども、成人のかみ合わせ改善のための矯正治療費
- 通院のための電車、バス、タクシー代も医療費控除の対象となることがあります
医療費控除の対象外のもの
- ホワイトニング
- 審美目的のみのセラミックなどのかぶせ物、詰め物の費用
- 歯科ローンの金利、手数料など
- 通院時に自家用車を使用した場合のガソリン代、駐車料金
医療費控除の計算方法
年間の所得税・住民税から医療費控除額に対する税金分が免除されます
医療費控除額(最高200万円)=
(年間医療費支出額 ― 保険金等で補填される金額)
―(10万円と「所得金額の5%」とのいずれか少ない金額)
当院で発行する領収書の保管をお願いします。
再発行が必要な場合、一定の手数料が必要となります。
確定申告は5年前までさかのぼって還付をうけることが可能です。
実際の確定申告等については、税理士様、税務署にご相談をお願いします。